コーヒーとトネリコ

いいアイデアだと思って書いてみたら、先週上司に説教された内容そのままだった。めげずに生きていきたい

HHKB Lite2、グリスアップで静音化に成功!

HHKBの廉価版でレイアウトは同じだがメンブレン方式

仕事で使っているメインのキーボードは、FILCOのMAJESTOUCH。メカニカルキーボードで、CHERRYの茶軸を使ったモデルだ。テンキーレスでコンパクト、打鍵感もいいので気に入っている。

プライベートのパソコンでは、アップルのワイヤレスキーボードを使っていたのだが、BlueToothの接続がうまく行かなくなってしまった。

しょうがないので、昔買ったHHKB Lite2を引っ張り出してつなげた。HHKBは、キーボードにこだわる人なら一度は手を出す、定番の一品。ただし高い。2万円台後半ぐらいかな?

憧れのHHKBはこちら

PFU HHKB Professional JP Type-S 日本語配列/白 PD-KB420WS

PFU HHKB Professional JP Type-S 日本語配列/白 PD-KB420WS

  • 発売日: 2011/06/15
  • メディア: Personal Computers

ほしいなあ、でも高いなと指を加えてAMAZONの画面を閉じたり開いたりしていたときに、Lite2の存在を知った。HHKB Lプロフェッショナルのキーボードは、静電無容量タイプで、打鍵感がとても良いらしい。

Liteは、独特のキーボードレイアウトは踏襲したまま、メカニズムに一般的なキーボードで使われているメンブレン方式を採用した廉価版モデル。7000円位で購入したはずだ。

HHKB Lite2は音がうるさい、安っぽい

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このキーボード、レイアウトはプロフェッショナルと一緒なので問題ないのだが、メンブレン方式なのでやたらパカパカうるさい。メカニカルキーボードはうるさいと言うが、ちょっと質の違った、プラスチックの部品をカチャカチャぶつかって響き合っているような、レゴブロックを入れた箱をかき回しているような騒々しい音がする。これはキーを押したときの音と言うより、指とキーが接触したときの音のような気がする。

なんとかならんないものか、と検索すると、先人たちの様々な苦闘が見つかった。

主に参考にしたのがこちら

ryoge.com

対策はグリスアップとスポンジシート貼り付け

ほかにもいろいろ見て、以下のような対策を実施することにした。

  • キートップを外して、グリスアップする

  • キーボード本体の裏面に、スポンジシート的なものを貼って振動・騒音対策

  • メンブレンのシートにポンチ穴を空けるのはパス

メインで使っているFILCOのキーボードは、購入時に制振シートを貼っていて、それが結構静音化に効果があるような印象を受けていたので、「ウラ面スポンジシート計画」を考えた次第。

ポンチ穴開けをするとキータッチが軽くなるらしいが、自分はとくに軽くしたいという希望はないし、かつ面倒臭そうなのでパス。

早速ホームセンターへ。

グリスは、タミヤミニ四駆用グリスを調達。250円くらい。シートは、いろいろ迷った挙げ句1.5ミリ厚の軟質スポンジ(シール付き)を購入。テープ状になっていて使い勝手が良さそう。3ミリにするか1.5ミリにするか最後まで悩んだが、HHKB Lite2は結構厚みがあるので、さらに厚みを増すことを嫌って一番薄い1.5ミリをセレクトした。

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静音化作業、はじめ!

まずキートップを全部はずすところから。ネットで検索したところによると、プラスチックのカードで外れるとのことだったが、自分の場合は金属製の定規を使った。こっちのほうがポコポコ外れる。

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全部外したら、隙間に溜まっていたホコリを掃除機で掃除。

牛乳パックが役に立ちます

次に、グリスアップ作業に移る。牛乳パックを開いて正方形に切り出したものに、グリスをグニュッと出して、細い綿棒ですくってキートップのせん動部分に薄く塗りつけていく。

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牛乳パックをカットしたものは、いつもプラモデルを塗装するときの塗料皿代わりに使っているもの。そのまま捨てられるので便利。しかも無料。

細い綿棒も同じくプラモデル用のものを使った。あ、金属製の定規もタミヤのやつだ。

塗りつけては差し込み、塗りつけては差し込みを繰り返す。スペースバーとエンター、左シフトには金属部品があるので、はずれないようにはめ込むときに注意が必要。

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2回目からは綿棒面倒くさくて直接塗りつけています。
塗る場所はさらなる研究が必要ですが、プラスチック同士が接触しているであろうところにたっぷりめに付けています。

グリスアップしただけで、音が全然違う!

すべて差し込み終わって、ちょっとキーボードを触ってみる。

明らかに違う! カチャカチャ感がひとつもない! なんということでしょう!

いちばん小さな、右下の方向キーなんて、全く無音状態になった。いやすごい。

スポンジは3ミリでも良かったかも

続いてスポンジ貼り付け作業。とくに難しいことはなくて、ハサミで切るかカッターで切るかして、剥離紙を剥がして貼り付ける。

高さはあまり気にならなかったから、3ミリでも良かったかも。むしろ3ミリが良かったかも。

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まとめ:全HHKB Liteオーナー必須の処置!

処置前と処置後では、まったく違う印象に変わった。パカパカうるさかったのが、ポクポクと籠もった感じの音に変化。

ただ、エンターやスペースバーは、金属部品が入っていて、横幅も広いせいか、ちょっと軽く響いた感じの音がする。

それから、キーによって微妙に音の高さが違うのが耳につく感じになった。たとえば、Bのキーはちょっとカチャカチャした感じの音が残っている。 逆にKIOUあたりは、耳につく感じの周波数がなくなった感じ。ばらつきが今度は気になってきた。

ただ、それは些末なことで、少なくともグリスアップは値段だけの価値は絶対にある。今日作業したばかりで、この効果がいつまで持つかわからないけれど、1年に1回程度だったら全然問題なくやります。

HHKBプロフェッショナルではなく、HHKB Lite2オーナーなら、絶対やっといたほうがいい。

あとスポンジは3ミリ厚でもいいと思う。今回使ったスポンジは、滑り止め効果がないので、滑り止めが欲しい人ならまた別の製品を選んだほうがいいかもしれない。

音声を確認したい人はこちら

  • 未処理時の打鍵音

  • グリス塗布後の打鍵音

  • スポンジシート貼り付け後の打鍵音

が比較できるように、動画をYOUTUBEにアップロードしました。

youtu.be

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