DevTermがやってきた(開封編)
昨年11月に注文していた、DevTermがやっと到着しました。
- DevTermとは
- キーボード一体型raspberryPiとの違い
- われわれは9ヶ月半待ったのだ!
- 梱包と配送は★ひとつレベル
- ここ数年で一番気分がアガった開封
- 内容物について
- 65%キーボードという表現の罠
DevTermとは
”An Open Source Portable Terminal”というのが謳い文句。
日本語にすると、「raspberryPiにモニタとキーボード(となぜかプリンタ)をセットにした、小型パソコン的なものが作れる自作キット」です。
あ、リンク貼りますね。
まじ欲しくなった?買っちゃいなよ!
だってこれですよ?かっこいいよね。あと色味とか絶妙にすばらしい。
キーボード一体型raspberryPiとの違い
raspberryPiといえば、キーボード一体型のP400がようやく日本でも発売されましたが、あれはモニタと電源が別途必要。あ、電源は付属なのかな?
こっちはQWERTYキーボードに、液晶モニタとポインティングデバイス、さらに方向キーとABXYボタン、おまけにプリンタを装備。
そしてそれを自分で組み立てるよ、というものです。
商品のニュースを見た瞬間に「これは買うべし」と頭の中にインプリンティングされて、購入ボタンを押していました。
上のリンク見たら誰だって押す。誰だってオス。オスなら押す。
たしか内蔵するraspberryPiの種類でいくつか選択肢があったと思います。自分が購入したのはraspberryPiは最新の4B(でかい)じゃなくって、その前の3かな。CM3-T 1GBです。raspberryPiの4Bは持っていたので。
値段は、たしか260米ドルくらいだったように記憶しています。覚えていない。
われわれは9ヶ月半待ったのだ!
メールをさかのぼって確認したら、2020年11月23日に注文していました。
アーリーアクセス的な、マクアケ的なクラウドファンディング的な、まだ製品で来ていないのに注文したので時間がかかったのはしょうがないんですが、当初は2021年4月発送予定だったんですよね。
それがいつのまには7月になって、8月になったら発送するよ、と変化した。
製造元であるClokworkから発送するよーというメールが届いたのが8月21日。
でもリンクにあるDHLのサイトで確認すると、「荷主は発送ラベルをプリントしたけれど、DHLはまだ荷物を受け取っていない」とのことでした。
そんで9月4日にようやく到着。長かったー。
梱包と配送は★ひとつレベル
ただ梱包がひどいんだよねー。DevTermの銀色の箱はシュリンクパックされているんだけれど、それをDHLのポリ製の極薄封筒で包んでいるだけなんですよね。
だからDevTermの箱は角が潰れているし、一箇所へこみもありました。下の写真の、キーボードの絵柄のところです
自分は過剰包装は好きじゃないので、あまりこういうところは気にしないんですけれど、パッケージがしっかりしていると気分が上がるじゃないですか。
最近のアップル製品とか。あれがグシャってなっていたら悲しいですよね。
ここ数年で一番気分がアガった開封
では開封しましょう。
正直に言います。ここ数年で一番興奮しました。
箱の内容物は、透明ポリカーボネート製のパレット的なものに2段に分けて収められております。
もうこの時点で気分爆上がりです。
高級料亭の松花堂弁当を目の前でオープンしたときの10倍くらいです。
まあそんな感じです。イケてる電化製品を購入したときのドキドキに、キット化を待ち望んでいたプラモデルを開封したときのワクワクを足して、それを9ヶ月半思い焦がれていたら、開封時の私の気持ちをほぼ正確にトレースできるでしょう。トレーサビリティが大切。
箱から全部出すとこんな感じ。いやー脳汁出るなあ。
ポリカーボネイトトレイ2段に、説明書となんか収まりきらなかったパーツのランナー。あとなぜか名前を書いて貼るためのシール。教育ユースも考慮しているのでしょうか。
このキットは自作です。プラスチック部品はプラモデルのようにランナーについた状態です。
組み立てにはニッパーと、できればヤスリ類が必要です。なければ用意してください。子どもじゃないんだから手でもがないでください。
自分はグンゼ産業のゲートカット用ニッパーを使いました。
色は、本体上部がアイボリー。下部がトランスルーセントグレー。下部が半透明ではない、レトログレーも選択できます。
内容物について
以下は公式からコピペです。
What’s in the Box:
ClockworkPi v3.14 mainboard Core module* Ext. module The 6.8-inch IPS screen module clockwork 65% keyboard Battery module** Dual speaker 58mm 200dpi thermal printer component Shells and bracket system 16GB high-speed TF-card with Raspberry Pi OS*
上から
- メインボード
- コアモジュール(raspberryPiのこと)
- 拡張モジュール
- 液晶ディスプレイ
- キーボード
- バッテリーモジュール(ただしバッテリーは同梱せず)
- デュアルスピーカー
- 感熱プリンタ
- 本体
- 16GBMicroSDカード(raspberryPiOSインストール済み)
でございます。そう自分はバッテリー買うの忘れていたのでさっき慌てて注文しました。
電池じゃなくて18650バッテリーというやつです。自分は知らなかったんだけれど3.7V出せるみたい。それが2本必要です。
65%キーボードという表現の罠
あと気をつけたいのは、65%keyboardという表現ですね。
よくコンパクトキーボードの小ささを表現するのに、65%キーボードとか70%キーボードとかいう表現をします。
これって、キーピッチはそのままに、主にキーの数を減らすことでコンパクトさを実現しています。HHKBとかそうですよね。
自分もそういうキーボードかと思っていました。キーピッチ19ミリくらいを確保して、キーの数が少ないキーボードなのかと。
でも写真をよく見ると、キーボードは7段?だし、ファンクションキーはないけれどさらに矢印キーもABXYキーもある。
そう、ここでいう「65%」とは、キーの数のことではありません。
キーボード自体が65%縮小なのです!
つまりキーピッチは19×0.65=12.35。約12ミリ。五本指が全部小指でもタイピングがぎりぎりできるかどうかというレベルです。 なのでバリバリタイピングするマシンではないということだ!
まだこの時点では完成していないけれど、完成時のHHKBと比較した写真を貼っておきます。
ということで開封編は終了! 制作編に続きます!