コーヒーとトネリコ

いいアイデアだと思って書いてみたら、先週上司に説教された内容そのままだった。めげずに生きていきたい

WENRUI WR063RD 静音化計画

WENRUI WR063RD 静音化計画

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先に、AMZONリンクと動画のリンク先を貼っておきます。

今回の主役はこちらです

比較対象にした、高いけど静音、いまのところ至高であるHHKB

改善前後と至高と妥協の比較動画はこちら

youtu.be

幅30センチ以内で19ミリピッチで接続いろいろモデル

発端は、HHKB代替品がほしいという気持ちが生じたことにある。 ずっと昔から憧れていたHHKBの最上位モデルを昨年購入した。 Happy Hacking Keyboard Proffesional Type-Sである。

Bluetooth接続に対応していて、かつ静音モデルなのである。これは控えめに言って最高というか、他にどんな選択肢があるの?あるなら出して?というレベルで最高だ。

打鍵は軽く、タイピング音は少なくって打ち心地も最高である。

ただしちょっと気になる点がある。

購入したのは、JIS配列モデルという点だ。

これには理由があって、会社支給PC(日本語配列)との整合性を得たいのと、JIS配列だと独立した方向キーがあるという点だ。

もうひとつ同じようなものが必要

WINDOWSでキーボードレイアウト変更は再起動を伴うので、英語版との併用が難しい。しょうがないのでJIS配列配列を選んだのである。会社支給PCは当然JIS配列なのである。

あと、HHKB英字配列は方向キーがないストイック仕様だ。ちょっと尻込みしたことは確かだ。

「まあ方向キーあったほうがいいでしょ」という、若干自分の中での理由づくり的な部分がなかったとは言えない。あったということです。

で、リモートワークが主体ではあるが、出社するタイミングも増えてきた。 キーボードを持ち歩くのは手間だから、HHKBは自宅用として、もう一つ会社に置いておく用のキーボードを調達しようと考えたわけである。

もちろん、HHKBの同じものを揃えるのがベストだ。ただあれって3万5000円くらいするんですよ。ちょっと気軽に購入できない値段ですので代替案を検討したわけです。なるべく安いやつね。

条件は以下の通り。 60%~65%サイズ、できれば横幅300ミリ以下。つまり13.3インチのノートパソコンの横幅と同じで、これが使いやすいと考えている。

キーピッチ19ミリは譲れない。メカニカルまたは静電容量式がいいかなと思っている。パンタグラフはいらない。だったらノートパソコンでいい。 メンブレンでもいいかもしれないが、多分条件に当てはまるような製品はないような気がする。

Bluetooth対応、できればUSB接続も対応。

できるだけ静音にしたい。 HHKBのほど高くない。

候補に上がったのが以下である。

  • Keychron
  • Filco minila
  • Wenrui

Wenruiは6000円と破格。ちょっと手を入れることを考えてもまずこれ。ほかは最低でも15,000円。ということで方向性が固まりました。

翌日到着

AMAZONで注文した翌日に到着した。当方千葉県在住なのが功を奏したのかもしれない。

持ってみると重さは結構あって、強度もちゃんとしているイメージだ。 スイッチは赤軸。ちなみに静音化にあたって赤軸に何も文句はない。グリスアップする必要は微塵も感じられなかった。

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外見は、シリンドリカル具合がHHKBと比較して平面だということが気になる。

あとですね、HHKBとは最下段のキーが、他より若干低くなっている。

スペースバーとかその他諸々の機能キーがある段です。今考えるとこれが結構うちやすさの肝になっているのだが、まだこのときはその重大性に気がついていなかった。

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そしてWENRUIは、チルト機能がない! 底面は何もなくてまったいら。これはちょっとなー。あったほうが絶対いい。使うか使わないかはさておき。

やっと肝心のタイピング音についてレビューします。

ひたすらうるさいです。

どんなうるささかというと、軽い高周波の耳障りなカチャカチャ音です。

これは何に起因しているかというと、虹色だということに遠因があると思われます。

WENRUIのキートップは、光を透過するために軽い、薄くできています。このためにカチャカチャ感がすごくあるのだと思われます。そうとしか思えない。

これがうるさい原因ですね。

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会社では絶対使えない。隣どころか3席離れたところからクレームが来るレベルです。隣の島の部署から総務を通じてクレームが来てもおかしくないレベルです。改善のしがいがありますね。

改善点を検討する

  1. まず底面にスポンジシートを貼る。
  2. そして調整できなくてもいいから、角度をつける。
  3. スペースバーの空洞部分にスポンジシートを詰める。
  4. そして静音リングを装着する。

この4点かな。さてどこまで静音できるかな? レッツ静音!

改善後

スポンジシートは、ホームセンターで5ミリ厚の粘着シート付きスポンジシートを購入して貼り付けた。

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チルトスタンドとして東京防音の半球状ゴム足粘着シート付きを貼り付け(2個余った)。

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思ったより腰高になったが、まあ許容範囲である。

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静音リングでカチャカチャ感がだいぶ減った。詳しくは動画をご覧ください。

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ただし1.5ミリ分ストロークは浅くなった。こちらもギリギリ許容できる範囲。ストロークが深いことが重要だという人にとっては受け入れられない項目かもしれない。

底付き時の騒音は明らかに減少した。

ただし離したときのキートップが元の位置に戻る瞬間にスイッチとの間で起きる騒音は消せない。消せないなあ。キートップの内部になにか吸音材的なものを充填できれば減るのかもしれない。そもそもキートップが軽すぎるんだよね。印字部分が光を通す設計なのでしょうがないかも。

キートップ自体を肉厚にして、ゲーミング的な発光ギミックなくしたバージョンが同じ値段で売られていたらそっちを買う。2000円高くても買う。

ちなみに虹色に光る。パターンや光量、速度は忠節可能。楽しいけれど本質的ではない。でも楽しい。

結論としては、ギリギリ隣の席の人に文句を言われるか言われないかレベルにはなったような気がする。

でも空いていたら離れた席でタイピングしたいというのが本音。

キートップを交換するという手もあるかもしれないけれど、それをすると1万円オーバーになってしまって、FilcoやKeychronを買ったほうがいいと思いました。

改善についての動画もYOUTUBEにアップロードしました。 ぜひご覧くださいませ。

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