コーヒーとトネリコ

いいアイデアだと思って書いてみたら、先週上司に説教された内容そのままだった。めげずに生きていきたい

パスワードの一元管理をしたい

ブラウザのパスワード機能はシンプルすぎる

ブラウザはFireFoxを使っている。いろいろなWEBサービスを利用するのに、ブラウザがパスワードを覚えてくれるのは助かる。

(最近ではGoogleアカウントやFacebookのアカウントでもサインインできるところも多くなってきているが)

ただ、ブラウザに自動入力しないパスワードもある。たとえば銀行口座の暗証番号とか。運転免許にも最近は暗証番号の設定がある。

そういったものまで管理したいと思ったときに、ブラウザのパスワード管理機能だと物足りない。

FireFoxのLOCKWISEの場合、URLとユーザー名とパスワード、この3つしか記憶してくれない。

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母親の旧姓やら、新婚旅行で行った場所やら、初めて買った車とか、そんなものを書き留めておく場所がないのである。

KeePassでなんとかしたいです…

そういった情報は、これまでKeePassというアプリ(というかフォーマット。いろんなOSでいろんな対応アプリがある)で管理をしてきた。

KeePass Password Safe

無料だし、DropBoxに置けばPCとスマホで同期できるし、使い勝手がいい。なんと行っても無料だ。

で、こちらにもウェブサービスのパスワードが入っていたりする。今のようにブラウザが勝手にパスワードを覚えてくれなかった時代に記録したものだ。

大切な情報が二箇所にバラけているのはけしからん。一元管理したい。

かつ、ブラウザでの自動入力は実現したい。

そこで、KeePassに情報を一元化することにした。

パスワード情報一元管理への道

メリット
  • 情報が一箇所に集まる
  • パスワード以外の情報、たとえばクレジットカードの有効期限とかも記録しておける
  • メモ欄が自由に使える
  • アイコンがつけられる
デメリット
  • 違うパソコンでのオートログインが面倒くさい

UBUNTU用のKeePass対応ソフトはKeePassXCがいちばんいけてそうに見える。実際今まで使ってきた。

しかし、最近FireFox用のブラウザ拡張機能との連携がうまくいかず、自動入力ができない

これをなんとかしようとして、休日の午前中全部費やした。もしこの情報が必要な人がいたら、そんなことはせずにKeePass2を使ってほしい。

2020/06/27 土曜日 14:49:47現在、KeePassXC(UBUNTU版)とFireFoxの連携はできません!少なくとも僕はできません!

やったこと

1. KeePass2をインストールする
2. KeePassRPCをインストールする

Ubuntu18.04 で Keepass2 と Firefox でパスワード管理 | 雑廉堂の雑記帳

こちらのサイトの情報を参考にさせていただきました。

さらにこちらも。

KeePassを使ってブラウザ上のパスワードを管理、その7 KeeFormによるChromeとの連携 | GWT Center

ポイントは、KeePassのホームページにあるUBUNTU用のではなくて、MONOとかいうのに対応したバージョンをインストールすること。

MONOは .NET Frameworkのライブラリで、これを使ってwindows版アプリをUBUNTU上で動かしているらしい。

確かにインストールした場所(/usr/lib/keepass2)を見に行くと、exeファイルがあった。

3.FireFoxアドオンKeePassHTTP-Connectorをインストールする

KeePassHttp-Connector – 🦊 Firefox (ja) 向け拡張機能を入手

FireFoxのアドオンページに行って、KeePassとかで検索すると出てくる。

4.Keepass2を立ち上げる。

いままでKeePassXCで使っていたデータベースを選択。

パスワードを入力してデータベースをオープン。おなじ.kdbxファイルなので開きますね。

5.FireFoxを立ち上げて、ツールバーに出ているKeePassのアイコンをクリック。

すると英語のダイアログが出ます。 f:id:blitz1940:20200627153430p:plain たぶん「FireFoxとKeePassのデータをいい感じにつなぎますよ?識別名をつけてください」というダイアログです。 上の画像はすでに「KeePass2FireFox」という名前をつけております。 間違えてパスワードを入力してはいけません。

するとFireFoxで自動入力が可能になります。入力欄を右クリックすると、メニューの下の方にKeePassアイコンが出る。 パスワード生成もできます。 *1

FireFoxのデータもまとめてしまおう!

もうFireFoxのパスワード機能は使わないので、OFFにしておきました。

ちなみにFireFoxのLOCKWISEが持っているパスワードの情報は、そのまま書き出すことはできません。

ChromeCSVで書き出すことができるんですけどね。

FF-Password-Exporterで書き出します

FireFoxからパスワードを書き出すには、FF-Password-Exporterというアプリを使います。

UBUNTU版はありませんでしたが、WINEでWIN版を動かせました。立ち上げるとエラーダイアログが何回か出ますが、使えます、大丈夫です。

吐き出したCSVをKeePass2で読み込んで、データベースをマージ。これでデータの一元管理ができる! 思い切ってFireFoxが覚えているパスワードはすべて削除しました。これ、一括削除できないんですよね。200個近くあったのをシコシコ削除。でも2分位で終わりますよ。

次は半角カタカナ問題を解決!

KeePass2は日本語化できるのですが、カタカナがすべて半角になっております。 好みの問題なのですが、これはなんとかしたい。 カタカナ全角化については、次のエントリでお知らせします。

*1:ただ、ブラウザ上で作ったパスワードなどのデータを、.kdbxファイルに反映できるかどうかについてはまだ確認していません。