コーヒーとトネリコ

いいアイデアだと思って書いてみたら、先週上司に説教された内容そのままだった。めげずに生きていきたい

ObsidianでWebクリップする方法

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Obsidianとは

ローカルで動作する、パーソナルナレッジマネジャー。もしくはマークダウンオーガナイザー。RoamReseachと似ていて、双方向リンクを活用した「第二の脳」をうたうアプリ。 Evernoteの後釜争いに加わった新顔。

obsidian.md

ポイントは、ローカルで素のマークダウンファイルを扱うこと。特定のファイル形式に頼らないので、もしObsidianがなくなってもそのまま情報を利用することができる。 ちなみにObsidianとは黒曜石。

.mdファイルをダウンロードする拡張機能を利用

ChromeFireFox拡張機能にObsidianの名前が入ったWebクリッパーがあるが、手作業でコピペする必要がある。

そこで、MarkDownload - Markdown Web Clipper を利用する。

この拡張機能は、ブラウザのダウンロードフォルダの中、もしくはそのサブフォルダに、閲覧中のページを.mdファイルとしてダウンロードすることができる。

2つの方法

MarkDownloadのダウンロードフォルダをObsidianのVaultに指定する方法

  1. ブラウザのダウンロードフォルダを/homme/[username]/に指定する
  2. MarkDownloadのダウンロードフォルダを/homme/[username]/obsidian/に設定する。
  3. /homme/[username]/obsidian/をObsidianのVaultに指定する。

※今現在使っているダウンロードフォルダのサブフォルダをObsidianのVaultに指定してもOKです

incronを使う方法

  1. incron をsudo apt install incronでインストールする
  2. 指定したフォルダにファイルが作られたら、ObsidianのVaultにファイルを移動するように、incrontab -eで設定する。
    1. incronは、指定時間に指定したアクションを実行するcronの兄弟みたいなコマンド。
  3. このとき、ダウンロードが済んでからファイルを移動するように、間にsleepコマンドを挟む。sleepする秒数は、ダウンロード回線のスピードによる。自分は5秒で設定。
  4. 画像ファイルも同様の設定をしておくことで、Obsidianで閲覧が可能になる。
/home/[username]/Downloads/MarkDownload/ IN_CREATE   sleep 5 ; mv /home/[username]/Downloads/MarkDownload/* /home/[username]/Documents/notes/WebClip
/home/[username]/Downloads/MarkDownload/media/  IN_CREATE   sleep 5 ; mv /home/[username]/Downloads/MarkDownload/media/* /home/[username]/Documents/notes/WebClip/attachment

自分は上記2の方法(incron使用)でうまいことWebクリップをObsidianで見ています。フォルダやパスの設定はそれぞれの環境に読み替えてください。

ダウンロード先をHOMEに指定している人なら、簡単かも。

自分はDownloadフォルダとObsidianのフォルダを別に設定しているので、あれこれ探した結果、incronを使うという方法にたどり着きました。