ObsidianでWebクリップする方法
Obsidianとは
ローカルで動作する、パーソナルナレッジマネジャー。もしくはマークダウンオーガナイザー。RoamReseachと似ていて、双方向リンクを活用した「第二の脳」をうたうアプリ。 Evernoteの後釜争いに加わった新顔。
ポイントは、ローカルで素のマークダウンファイルを扱うこと。特定のファイル形式に頼らないので、もしObsidianがなくなってもそのまま情報を利用することができる。 ちなみにObsidianとは黒曜石。
.mdファイルをダウンロードする拡張機能を利用
ChromeやFireFoxの拡張機能にObsidianの名前が入ったWebクリッパーがあるが、手作業でコピペする必要がある。
そこで、MarkDownload - Markdown Web Clipper を利用する。
この拡張機能は、ブラウザのダウンロードフォルダの中、もしくはそのサブフォルダに、閲覧中のページを.mdファイルとしてダウンロードすることができる。
2つの方法
MarkDownloadのダウンロードフォルダをObsidianのVaultに指定する方法
- ブラウザのダウンロードフォルダを
/homme/[username]/
に指定する - MarkDownloadのダウンロードフォルダを
/homme/[username]/obsidian/
に設定する。 /homme/[username]/obsidian/
をObsidianのVaultに指定する。
※今現在使っているダウンロードフォルダのサブフォルダをObsidianのVaultに指定してもOKです
incronを使う方法
- incron を
sudo apt install incron
でインストールする - 指定したフォルダにファイルが作られたら、ObsidianのVaultにファイルを移動するように、
incrontab -e
で設定する。- incronは、指定時間に指定したアクションを実行するcronの兄弟みたいなコマンド。
- このとき、ダウンロードが済んでからファイルを移動するように、間にsleepコマンドを挟む。sleepする秒数は、ダウンロード回線のスピードによる。自分は5秒で設定。
- 画像ファイルも同様の設定をしておくことで、Obsidianで閲覧が可能になる。
/home/[username]/Downloads/MarkDownload/ IN_CREATE sleep 5 ; mv /home/[username]/Downloads/MarkDownload/* /home/[username]/Documents/notes/WebClip /home/[username]/Downloads/MarkDownload/media/ IN_CREATE sleep 5 ; mv /home/[username]/Downloads/MarkDownload/media/* /home/[username]/Documents/notes/WebClip/attachment
自分は上記2の方法(incron使用)でうまいことWebクリップをObsidianで見ています。フォルダやパスの設定はそれぞれの環境に読み替えてください。
ダウンロード先をHOMEに指定している人なら、簡単かも。
自分はDownloadフォルダとObsidianのフォルダを別に設定しているので、あれこれ探した結果、incronを使うという方法にたどり着きました。