トモエリバーノートを買いました
- トモエリバーノートを買った
- 仕事のこと全部書くスタイル
- 筆記用紙の最高峰がノートになった
- やや横幅が広いのが気になる。なぜこのサイズ?
- 薄くて上品だが腰のある紙質
- 「家で丁寧に使う人向けのノート」という第一印象
トモエリバーノートを買った
ノートはA5サイズと決めている。
よく学校で使っているコクヨのキャンパスノートは、B5サイズです。会社で使っているコピー用紙がA4だ。A5はその半分のサイズです。
なんでA5かというと、手帳的に持ち運びができて、手に持って筆記ができる最大の大きさだということ。自分が大きめの文字を書くこともあって、それ以上小さいとページをめくる回数が多くなって一覧性を損なう。
手持ちで書くこともあるので、表紙がある程度硬いほうがいい。それから、冊数を増やしたくないので、なるべく1冊のページ数が多いほうがいい。字が大きいので横罫線は避けたい(一行に収まらないから)。方眼か、ドット方眼が好ましい。 こういう条件に当てはまるもので、いちばん有名なのが、モレスキンです。イケてる高級ノートブックとして名を馳せるモレスキンは、A5より少しだけ横幅が狭い。モレスキンも今まで20冊くらいは買いました。A5サイズは1冊2600円くらいしたと思いますが、毎日使うものなので、多少高くてもいいや、と思って買ってきました。
20冊で5万2000円か。うーん。
仕事のこと全部書くスタイル
ちなみに何を書いているかというと、仕事のこと全部です。
いろんなノート術やら手帳術やらの本が好きでいろいろ読んできましたが、自分にあっているやり方は、とにかく仕事のことは全部1冊のノートに書く。仕事の内容で分けない。一時的なメモでも、何かをまとめるときでもとにかくこのノートに書く。手書きの情報は全部ここにある、という状態をキープしておくと、あとから情報を探しやすいんです。
モレスキンは、サイズは丁度いいんだけれど、紙質がとにかく悪い。万年筆で書くと裏写りしまくり。たくさん書きたいから、あまり筆圧を高くしたくないので、万年筆を使うんですが、すると次のページに行ったときに前のページに書いた字が透けて見える。いけてない。
モレスキン+違うペン、という組み合わせもいくつか試しましたが、LAMYの万年筆が手に馴染んでしまったので、モレスキンを卒業していい感じのノートを探す旅に出ました。これが10年くらい前のことでした。A5ノート遍歴については別の機会に書きます。
筆記用紙の最高峰がノートになった
で、最近購入したのがトモエリバーのノートです。
トモエリバーと言うと、手帳用の髪を作っている会社として有名。ほぼ日手帳がここの紙を使っています。
ほぼ日手帳は、サイズとかページの多さはいいんだけれど、余計なコンテンツ的がついているのと、日付が不要なので手を出してこなかったのですが、このノートは、ほぼA5サイズで全368ページもあるという。これは手を出さないわけには行かない。というわけで購入いたしました。
SAKAEテクニカルペーパー ノート A5 無地 トモエリバーFP 52g TMR-A5NMW
- メディア: オフィス用品
いまアマゾン見たら68グラムもあるじゃねーか。買わないと。そしてなんかリニューアルするみたいなリリースもある。
やや横幅が広いのが気になる。なぜこのサイズ?
サイズは、天地が210ミリ、左右が150ミリでA5サイズより左右が10ミリほど大きいです。
「52グラム/㎡」と書いてありますが、トモエリバー社のことを知っていないと何も響かないスペックかもしれません。
表紙にはビニールのカバーがかかっています。多分使うときは外して捨てます。
表紙をめくると、このように見返しがあります。見返しというのは、書籍の製本に使われる、表紙と本文用紙を補強する紙です。ノートでこれがあるのは珍しい。
カバーを取るとこんな感じ。自分的には、角が丸めてあったほうが好みですが、このノートは直角。
開くとこんな感じで、ノドまでしっかり開きます。左右ページの合わせ目に近いところまで筆記に使用することができます。
薄くて上品だが腰のある紙質
本文用紙の感想は、薄い!さらさら!上品!そしてドット方眼のドットがページごとにズレていない!表と裏のドットの位置もあっている。すごい。
愛用しておりますLAMYのSAFARI中字で書いてみました。インクはセイラーのブルーブラックです。書き味は、なめらか。併用しておりましたAMAZONのモレスキンもどきと比較すると、同じ筆圧で文字が一回り細くなったような印象です。
明らかに違うのは、ペン先と紙が触れ合う音ですね。紙質が細やかなのか、トモエリバーのほうが周波数が高い。
気になる裏写りはこんな感じ。透けて見えはするものの、インクが抜けたりはしません。
「家で丁寧に使う人向けのノート」という第一印象
手にとって見ての印象は、ガシガシ仕事で使いまくると言うより、穏やかにデスクに一日の出来事を丁寧に記す、みたいな使い方に向いているような気がします。帯にも「保存に適したハードカバー仕立てになっています」とありますし。
そもそも仕事のノートって、見返しても2年前までかなって思います。それ以上前になると、連絡先とか定型的な情報以外はあまり価値がない。議論のベースとなる周囲の状況が変わっているので、書いている内容が色褪せるんですよね。30冊くらい仕事のノートを保存していましたが、転職をきっかけに全部処分しました。自分の場合は、転職したら役に立たない情報しか書いていないので。
在宅勤務になって、対面の打ち合わせでノートを取る機会が減ったこともあり、まだトモエリバーノートを使うタイミングは先になりそう。ガシガシ使った印象は、そのときお知らせしたいと思います。