コーヒーとトネリコ

いいアイデアだと思って書いてみたら、先週上司に説教された内容そのままだった。めげずに生きていきたい

1年で57万頭のシカを殺す日本人vs4年で倍に増えるシカ

最近、ニホンジカが増えすぎて大変なことになっているらしい。シカによる食害も相当な規模だという。対策として駆除を行っているが、狩猟免許を持っている人の数が少なくなっていることもあり、なかなかうまくいかないようだ。農林水産省が「ハンターになろうぜ」的な発信をしているのにね。

で、ちょっと見かけたのが山梨県におけるニホンジカの捕獲数。びっくりした。多すぎじゃないか?

https://www.pref.yamanashi.jp/shizen/documents/3ki_shika.pdf

この資料によると捕獲数は、令和2年度が16,458頭。

まあ捕獲してそのまま飼い続ける人はいないので、殺されているんですよねニホンジカが。ジビエとして食べられるシカもちょっとくらいいるかもしれないけれど。

で、この捕獲数が多いか少ないかと言うと、計画値は16,000頭だから、ほぼ計画通りのようだ。ちなみに日本全体では、2021年に57万頭のシカが捕獲されています。

https%3A%2F%2Fwww.env.go.jp%2Fnature%2Fchoju%2Fdocs%2Fdocs4%2Fsokuhou.pdf

ちなみに山梨県ニホンジカの想定生息数は、その平成27年度が一番多くて、77,354頭。令和2年度末の推定生息数は34,039頭だから、5年で半分以下になっている。

これだけ捕獲しているので、数が減っているのだな。なるほど。おかげで最近の農業被害額は減少しているみたいだ。

ただし、16,000頭捕獲しても生息数は9,000頭くらいしか減っていない。令和2年の推定生息数が43,642頭だから、16,458頭捕獲されて、27,000頭くらいになっていなければならないはずが、34,000頭にしかなっていないので、7,000頭くらい増えている計算だ。

毎年7,000頭増えるということは、増加率は年率で約16%。4年かからず倍になる。これはすごい。

ちなみに山梨県の人口は、令和2年で908,874人。ニホンジカより全然多い。多いけれど、近年は減少傾向で、それまでの5年間で25,000人くらい減っている。

死亡数と出生数を見ると、毎年9,000人死んで、4,000人生まれるとかそんな感じだ。

https://www.pref.yamanashi.jp/imuka/r2doutai.html

  • 山梨県で1年で捕獲されるシカの数が16,000頭。1年で死ぬ人間の数が9,000人。
  • 山梨県で1年で生まれるシカの数が7,000頭。1年で生まれる人間の数が4,000人。

自然死するシカの数や静岡県に引っ越すシカの数を計算に入れていないから正確ではないけれど、以下のことが言えると思います。

山梨県では、毎年16,000頭ものニホンジカが殺されています。これは、同県の人間の死亡者より、1.5倍も多いのです。その結果、ニホンジカの数は5年間で半減しています……。

ニホンジカの増え方まじヤバイ。1年で15%増える。遅延損害金の利率上限突破してる。ほっといたら4年で倍になる。

何が言いたいかと言うと、「ニホンジカの駆除数と人間の出生数、死亡者数を比べてなんか示唆を得たり、含蓄のあることを書いたりできたらいいな」 と思ったけれどうまくいかなかったなあ」ということが言いたいです。

イノシシはもっとヤバイらしいです。