アーロンチェアの部品交換
オーバー40に必要なのは腰に負担の少ない椅子
いい椅子が流行っている。
リモートワークで余儀なくされ、自宅での就業時間が長くなってきたため、作業環境をより快適にしようとする試みの一環として座り心地の良い椅子に注目が集まっている、ということらしい。確かに椅子は重要。しっくり来ない座り心地の椅子で長時間作業していると、腰への負担が大きい。40歳をすぎると顕著だ。
アーロンチェアに一部経年劣化発生
ちなみに自分は15年前からアーロンチェアを愛用しています。
アーロンチェアとは、ハーマンミラー社が発売しているお高いデスクチェアです。こんなのです。
ネットで調べてみたら、アーロンチェアはリマスタリングされて新型になっているらしい。自分が座っているのは旧型だ。リクライニングの硬さをダイヤルで調節できるのだが、50回転くらいさせないとマックスまで硬くできない。買ってしばらくは、調節できることに気が付かなかった。ダイヤルをいくら回しても何も座り心地が変わらないので、こんなものなのだと思っていたのである。ちなみにいま限界まで回してみたら、前腕に乳酸が溜まってパンパンになりました。途中から片手でできなくなって、両手で回しました。
15年座っていてもへたる様子はなく、座り心地にも余り変化はないが、ある日なんとなくに背もたれのポスチャーフィット(という背骨を支える部品)を触ったら、スポンジがぼろぼろ崩れてきた。
経年劣化だ。他の部分も触って調べてみると、座面の裏側の先端、膝に近い方に設置されているスポンジも劣化していた。やはりもろくなっていて、触ると崩れる。
アーロンチェアを販売しているハーマンミラー社の公式リフレッシュプログラム的なやつだと、約2万円必要になる。高い。なんとか安く部品だけ自分で交換したい。ということでいろいろ探して、部品交換をした、という話です。
ポスチャーフィットはeBayで海外取寄せ
残念ながら、ポスチャーフィットのスポンジだけ、を日本で売っているところはなかった。アメリカのハーマンミラーから純正品を輸入するという手もあるようだが、eBayで販売されていたので、そちらをセレクト。リンクは失念しました。ちなみにPayPalを使っていると、こういうときに便利です。というかこういうときしか便利じゃない。PayPayじゃないよ。ペイパルです。
バナナスポンジの方は日本でも販売されてた。
https://item.rakuten.co.jp/ten-point111/4078/?s-id=ph_pc_itemname
バナナ型スポンジを交換
先に届いたのは座面先端裏側のバナナスポンジ。
このパーツは、特に何かで固定されているわけではなく、両面テープで貼り付けてあるだけなので、指を突っ込んでメリメリ剥がす。
若干のりというか、取り切れないスポンジが薄く残るが、座り心地に影響があるわけではないので、気にせずに新しいスポンジを押し込んで固定した。
交換後は、膝裏(というか太ももの裏側)を柔らかく受け止めてくれるようになった印象。交換前は、フレームに足が当たっていたんだな、ということがわかりました。
ポスチャーフィットを交換
続いて海を超えて届いたポスチャーフィットのスポンジ。カタカナのエのような形になっている。
既存の部品は、比較的簡単に外れる。とくに工具は必要なかった(と思います)。ご覧の通り、スポンジ表面がボロボロになっています。
スポンジ部分をめりめり手で剥がした。粘着テープののりが若干残るが、気にせず上から新しいスポンジを貼り付けた。
セットしたところ、やや腰骨に当たる感覚がしっかりした印象になった。
交換のついでに細部に溜まっていたホコリをかき出して、ついでにプラスチックの艶出し剤を塗り込んでおいた。アームレストが上下するレール部分には、シリコンスプレーを塗布しておく。これで上げ下げがスムーズになった。
コロナがいつ収まるかどうかわからないが、勤務先の方針として、テレワークは継続するのではないかと思われる。たぶん、この先ずっとこの椅子に座って仕事をしたり、パソコンに向かったり、窓の外を眺めたりするのだろうと思う。